講義録を収録しました。
収録先 ブログ「道標（みちしるべ）」「大航海時代とその周辺の世界状況」サンプル「T型フォードを中心としたアメリカの繁栄の物語」サンプルhttp://stella557799.dtiblog.com/
「分からないところが分からない」という生徒がいます。あなたはどのように対応しますか？
高校であれば、５教科の特徴や全体の学習目標について理解している生徒は希でしょう。大方は、どういう学習をすれば良いのかが分からないものです。 教科ごとの学習進度による、目標をしっかり設定できるかどうかが、指導者の課された役割だと考えています。 おかしな、例ですが、麻原彰晃がグルとして成り立っていたのは、それはそれとして、彼は、密教の修行をキチンと修めていて、節目節目で、弟子たちに的確なアドバイスが出来たからだと言われています。（空中浮揚は一般向けのインチキにしても）。密教のカリキュラムには精通していても、もっと大きな宗教の目的と言うところでは、全く無力だったという事ではあるのですけれどね。
あなたのこれまでの人生における大きな失敗と、そこから学んだことを教えて下さい。
多分、人生は大きな失敗をしては、決していけないのだと思います。常に、生き残る事を最優先に考え、大きな勝負を行わない事です。無謀な、勝負や勝算の無い賭けは必ず失敗します。人生は成功し続けても人から疎まれたり妬まれたりして排斥されます。ましてや、大きな失敗をするなどと言うのは愚かと言うほかはありません。調子に乗って自分より強い獣にちょっかいを出す草食獣などは、その時だけは雄々しいように思えても、簡単に悲惨な運命を辿るのです。 少年時代にもう、この事は悟っていなくてはなりません。
生徒が「何のために勉強をするのか分からない」と言っています。あなたは何と言いますか？
実際に、今私たちが喋っている言葉にしても、学習の結果得られたスキルです。本当に学習が不要であるということは無い筈です。敗戦の時に、アメリカ軍の監察官が九九が出来なかったので、愕然としたという話を聞いた事もありますが、日本軍が良く戦ったのは、国民教育による国民の学力がかなり高かったためもあるのでしょう。もちろん、当時は戦略的な発想の欠如とかも言われはしていて、技術的にもアメリカに及ばない事は沢山あったのでしょうが、枢軸国側の一角として世界大戦を戦ったのですから、負けたとは言え、大したものなのかもしれません。 複雑多様化する現代において、生きるための技術や、高校卒業・大学卒業などの資格を確実に取得していないと生徒本人が苦しい立場に立つ事は間違いない事だとおもわれます。
集中力の持続しない生徒を指導する際に気をつけることはなんですか？
人により、健康上の理由で根気が長続きしなかったり、精神面や環境面でストレスが溜まっていたりと原因は様々でしょう。生徒のレベルに合わせた指導メニュウであるとか、興味を引くような題材を選ぶことが考えられます。実際には、生徒の健康面などまでには、こちらが、原因を掴んでいても介入できないと思いますので、学習指導のメニュウを生徒の状況に合わせる事が肝要と考えます。
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